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伊勢丹相模原店『アートクラフト展』無事に終了いたしました♪

昨日で6日間に渡って行なわれていました、

伊勢丹相模原店での『アートクラフト展』が無事に終了いたしました。

 

会期中会場へ足を運んで頂いた皆様

本当にありがとうございました。

まずはこの場をお借りしまして御礼申し上げます。

 

今回は馴染みのお客様や久しぶりにお会いする方がいらっしゃって

楽しい時間を過ごす事が出来ました。

 

また、今回初めてご一緒させて頂きました、

作家さん達には大変お世話になりました。

これまで猫展の催事やギャラリーを中心に活動していましたので

他の分野の作家さん達と長く時間を過ごした事が殆んどありませんでした。

お陰で色々学ぶ所があって充実した会期になったと思います。

 

また今回お声を掛けて頂きました企画様、

伊勢丹相模原店のスタッフ様にも大変お世話になりました。

 

今回猫だけでなく、色々な生き物を出品していて感じたのは

皆様何かしら好きな生き物(飼っているモノも含め)がいらっしゃることです。

特に場所柄か、犬が多く、次に猫、うさぎ、鳥、または植物等々、

それぞれのモチーフに思わず目を止められます。

生き物はそれぞれ猫とはまた違った造形美があって、とても興味深いです。

これまで好きな猫に甘んじて制作していましたが、2年程前から猫以外の生き物を作り様になり

新しい発見や魅力が多々ありました。

今後も猫に限らず命あるものを形にする事でそこから生命力を感じさせる作品を

生み出せたらと思います。

 

(お写真から作成したウェルカムプレート)

 

今各地でハンドメイドやクラフト系の大きなイベントが増えた事もあり

アマもプロも含め多くの作り手が増えました。

元々手先が器用な方が多い日本人ですから発表の場が増えれば自然と作り手も増えますね。

 

そもそも”クラフト”という言葉を調べると

もともとが「技術」というものから、「技」の巧みから生み出される手工芸品を指すもので

西洋では産業革命以降、機会による大量生産されるようになり、中には粗悪で雑なものであったといいます。

そこでデザイナーであるウィリアムモリスを中心とするアーツ・アンド・クラフツ運動が起こり、

日常生活で用いられる調度品などに、手仕事の良さを活かした手工芸品が提供される時代がありました。

その後第二次大戦で日本は敗戦しましたが高度成長期に元々器用だった日本人のものづくりが後押しし

私が広告の仕事を始めたバブル期は良質の材料で作られた良質のものに溢れていました。

その後バブルが弾けて、いつのまにか日本製や欧米製品だった衣料品や調度品はアジア製に変わり、

安価なモノが売れる時代になりました。

中には一度着たら破れる、壊れる程の粗悪なものになり、使い捨て時代に入り20年。

その中で、粗悪なものを買うなら自分で作って自分で使おうという元々手作りが好きな人や主婦が増え始め、

ネットが後押しし販売出来る場が多く誕生しました。

 

ちょうど29日の日曜日は相模大野の駅周辺でアートクラフト市が催され、

伊勢丹会場も含めてプロ、アマ含め400ものブースが出展していました。

私も開催当初の頃から何度か参加させていただきました。(当時は100〜200ブース程)

今回の会期中にも当時私の作品を買われたというお客様が

偶然私の作品を見てお声を掛けて頂きました。

 

そうした多くの作り手がいる中で

いかにお客様の目や足を留める事が出来るのか。(Webも含め)

作品だけでなく、ディスプレイや販売パフォーマンス(接客)等

トータルコーディネイトが必須だと今回参加してみて改めて感じました。

今回のクラフト展では全てを拝見する事は出来ませんでしたが、その中ではどの作家さんも、作品の完成度が高く、

アフターフォロー(修理等)も可能ですので、安心して購入出来ます。

それもあってか、百貨店もここ数年前からは作家展や作家モノのショップを導入している所が多く見受けられます。

 

これらの状況を見ていますと、

ふと、これは日本国内で第二のアーツ・アンド・クラフト運動が起きているのではないかと思うのです。

このまま多くの作り手が切磋琢磨して技術が向上し

2年後の東京オリンピックの頃にはメイドインジャパンが国内に溢れているといいですね。

 

まだまだクラフト作家のプロにはほど遠いですが、

(私の中でのプロとはクラフトで生活出来る程の仕事が出来る事)

これからもライフワークとしてモノ作りが出来たらと思っています。

comments

>水谷さまへ
コメントありがとうございました^^
確かに食のフェスやマルシェも増えましたね。
食も文化や芸術もいいものを取り入れると身体も心も豊かになって、それが日本人としての誇りと生きがいにも繋がりますね♪

  • w-well
  • 2018/05/09 9:20 AM

こんにちは。いつも工房での作品展にお邪魔している水谷です(^^)
今回の記事に、いたく共感しました!

先日、とあるクラフトビールのイベントに行き、同じような事を感じました。20年ほど前に地ビールがブームになり、その後下火になりましたが、今また各地で個人の醸造家が小さなブルワリーを立ち上げ、活気を取り戻しているのです。
それはとても個性に溢れ、素晴らしい物ばかりでした。

日本のモノ作りが見直され、再び良質な物が身近に溢れる時が来るかもしれませんね!
ぜひ、そんな豊かな世の中になって欲しいと思います。

  • 水谷
  • 2018/05/09 8:31 AM
   

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