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「犬と猫と人間と2」観てきました!

JUGEMテーマ:にゃんこ

週末は久しぶりに都内に出掛けてきました。
始めに向かったのは新宿で行われている「東京国際ミネラルフェア」
先日の個展でご注文を受けた分の石の仕入れに行きました。
今回はいつも以上に国外からの出店が多かったような・・・しかもこれまでは中国系が多かったのに今回はアメリカ、ヨーロッパ、オセアニア、カナダと多国籍。
このところの円安からでしょうか?
それにしても石の価格を見ると思いの外高額。手が届かない。。。
結局国内業者から仕入れました。

そしてその後に向かったのは、渋谷の映画館ユーロスペース。
今月から始まった「犬と猫と人間と2」を見に行ってきました。

昨年の映画製作時から応援させていただいています。
先日、監督の宍戸さんから思いもがけないお電話の後、丁度今週キャンセルになった予定の変わりに石の仕入れと一緒に渋谷へ寄ってみようと思い立ちました。
渋谷は相変わらずの雑踏で目がクラクラします。

ユーロスペースは道玄坂Bunkamura向かいの路地を入ったところにあります。

映画「犬と猫と人間と2」は東日本大震災で被災した犬や猫などの動物たちを追ったドキュメントです。

私は映画を見ながら当時の事が脳裏に甦りました。
震災のあった年のゴールデンウィークから毎週のように被災地ペットのシェルターへ猫達のお世話に通っていた時の事を。
最初は物資を届けるだけのつもりでした。
でもそこで彼らに出会ってしまった。
毎週行くたびに増えて行く犬や猫達。怯えきって手が付けられない子達。
避妊去勢されていない子が殆どの為シェルターでの出産ラッシュ。
そしてその中の弱く生きられないと思ったのか我が子をかみ殺してしまう母猫。
自分が思っていたペットとはかけ離れた状況にショックを受け、何も出来ない自分に歯がゆさを感じ、それと同時に申し訳ない気持ちとせめてこの子達だけでも何かしてあげたいという気持ちがボランティアに通う原動力になったと思います。
猫の手助けブログ→http://blog.w-well.com/?cid=17

と同時になかなかテレビでは取り上げられない動物達の現地の様子が知りたくてYou Tubeや現地でボランティアをしている人達のブログをいつもチェックしていました。

それがあったせいか映画に映し出された悲惨な状況はある程度You Tubeや写真で見ていたので冷静に見られました。

というより、妙にリアル感が感じられないのは視覚、聴覚の他の嗅覚が無いからなのでしょう。
震災当初現地に行った人の殆どの人が言っていた。「行ってみないと悲惨な現状は分からない」と。
それは現場に漂う異様な空気なんだと思います。
シェルターでも同じです。

そして、映画の中で牛の餌あげに遠くから通うボランティアさんの「出会ってしまった命だから」の言葉に、まさに自分もそうだったんだと気づかされたのです。

それから、ボランティアするなかでずっと思っていた被災した人のペットに対する気持ち。
多くのペットが保護されて来た中には、飼い方に疑問がある方も多く見受けられました。
映画でもやはり同じでした。

早く返してあげたい子もいれば、返したくなく新しい里親に預けたい子もいます。
でも飼い主が放棄しなければそれはできないのです。

今手伝っているシェルターではボランティアスタッフさん達が飼い主さんに里子に出すよう説得しています。

また映画では、震災以降ペットを失った飼い主が新たにペットショップで新しい子を買い、避難所で迷惑がられる、手に負えないとまたシェルターへ預けられる。
訳が分かりません。

ボランティアするようになってペット問題の根元となるものも見えてきました。
ペットに対する意識はおそらく全国違うと思います。
震災で受けた悲しみや苦しさを動物で癒すのは分かりますが、それによって小さな命が翻弄されています。
でも、そもそもこれは震災に限った事でもないようですね。
自分の気持ち優先で小さな命の事まで考える余裕がない状況なのか。
今の日本の経済状況が相手の気持ちを理解する力を衰えさせてしまっているのでしょうか。

それから一つ分かったことは全国で犬の登録率が57%だということ。
ということはワクチンを受けていない子が多いのか。
ということはもちろん避妊去勢もしていないということか。
自治体の推定で警戒区域内には1万匹はいたそう。
その子達が未だ被災地に残り野生化し、年2回繁殖期を迎え子供を産む。
今現地にいる子供は5世です。人に育てられた事がない野犬です。
猫も同様。
猫は保護当時から殆どが外飼いで避妊去勢もワクチンも打っていないので病気が
蔓延し虹の橋に渡った子も多くいました。

テレビやマスコミではこういう話はあまり聞かない。
今も尚、民間のボランティア達で給餌活動や保護、TNR(犬猫の避妊去勢手術&リリース)を行われているようです。
まだ終わっていないし、この状況で果たして終息はいつするのか。

牛についてはまだ難しくて分かりません。
今は目の前の活動に目を向けるので精一杯です。

この日は監督の宍戸大裕さん、プロデューサーの飯田基晴さん、タレントの浅田美代子さんの舞台挨拶とトークショーがありました。
浅田美代子さんは前作「犬と猫と人間と」のころからペットの保護活動に関わり、今飼っているわんちゃん2匹は保護犬だそう。
テレビで見る浅田さんの様子とは違って保護活動に対する想いと今回の映画について、凛とした様子でお話しされていました。
そして映画を作った宍戸監督もたまたま別の取材で現地に出向き、彼らに「出会ってしまった」人間の一人。
そしてその「命」と向き合うことで責任を持つ事になりドキュメント映画という形になったんだと思います。
上映前と後に宍戸監督とお会い出来たのは良かったです。
とても真っ直ぐな目をした青年でした。

監督曰く、今回の渋谷での上映の観客動員数によって今後の全国上映が決まってくるそうです。

2年近くボランティア活動していても答えが見つかりません。
ましてやこの映画を一度見てもすぐには受け止められないかもしれません。
でもみんながこの状況を知る事でみんなで考える事が出来ます。

一人で悩んでいたこともみんなで考えれば何か分かる事があるかも知れません。
渋谷の次は横浜でも公開するそうです。
6月22日(土)からです。
場所はミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」です。

以外と冷静に見ていたのですが、最後のエンディングロールに「路地裏の猫屋」の文字を見たときに思わず感情が込み上げてきました。
私は応援団の一員なんだ。この映画を人に勧める責任があると感じました。

偶然にも劇場でお客様と遭遇しました。
2月のオアゾでチラシを配ったお客様です。
彼女はこの日で2回目だそうです。
わたしの声掛けで一つ命が繋がったようで嬉しかったです。

今月27日からの「路地裏の猫屋2013」の会場では最新のチラシを配布いたします。
どうぞ映画「犬と猫と人間と2」を見て考えてみてください。


http://inunekoningen2.com/
※東日本大震災で被災した動物達をとりあげたドキュメント映画「犬と猫と人間と2」の
 応援団をしております。6月1日より渋谷ユーロスペースにて、6月22日からは横浜にてその他全国順次公開予定。
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