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猫ボラ報告、そして思うこと。

JUGEMテーマ:にゃんこ
久しぶりのブログです。
只今毎日夜遅くまで制作に追われています。
というのも来月再来月とイベントが続くのですが、在庫が少ししかなく(特にワイヤー作品)、必死に増産しております。
また、連日の暑さで、昼間の工房の室温も節電モードで上がり、気温の下がる夜に集中的に制作している為もあります。

ですので、当然の事ながら家に帰るとブログまで手が回らず、またお問い合わせ等のメールの返信も遅れています。スミマセン・・・
 
さて、先月までのネット及び工房展の売上の一部を3.11の震災による被災したペット達の為に使わせて頂くとネットやフライヤーなどでお知らせしていましたが、色々考えた末に、現在週一のペースで通っているペットシェルターでの必要経費に使わせて頂く事にしました。
これから長くかかるであろうシェルターでの日々の作業の中で、足りない物など、どうしても必要なものが出てきます。
そうしたものを目に見える形でこのブログでご報告出来たらと思います。

その湘南にあるシェルターは先日新しいシェルターが出来上がり、それまで一時的に分散していたペット達が1箇所に集まりました。
猫については4つの小さな仮小屋で作業も手狭だったのが広い部屋に移り、環境も良好に。
それと同時に規模も大きくなって、週一ボランティアの私達には把握しきれない所もあり、作業の効率を考えるとその都度こちらで準備するものが出てきます。

ということで昨日、新シェルターになって初めての猫ボラに行って来ました。
常連ボラさんに問い合わせたところ新シェルターへの引っ越しの片づけがまだ終わってなくてとりあえずの猫砂が欲しいとの事。

ガッテンだ〜!と早速猫砂5袋に猫さんのおやつの煮干しを付けてシェルターへ。
今回¥3,684-を売上の一部から使わせて頂きました。皆様ありがとうございました。

そしてこれから出来るであろう、コミュニケーションルームの為に使いたいと思っています。


それから毎回猫ボラに行くにあたっては、特にあちらからの準備については指定が無いのですが、これまでの経験で勝手に準備している猫ボラセットがあります。

右はその一部で、衛生面では・・・
使い捨てマスク、エプロン、手袋、腕カバー、猫のトイレ用スプレー、マキロン、絆創膏etc

猫ちゃんのお手入れに・・・
ウエットティッシュ、体拭き用スプレー、爪切り、のみ取りぐし、毛取りブラシetc

暑さ対策に・・・
冷えピタ、塩飴、凍らせたペットボトル、日焼け止めクリームetc
※新シェルターはクーラーが付いているので室内ではさほど必要ないですが、外での作業(食器洗い、犬ボラさんはお散歩等)では必須。

特に、今回新たに特殊な手袋を準備しました。

指先と手のひらに通気性のあるゴムでコーティングされたものでピッタリしているので上から使い捨て手袋ができます。
先週、1才未満の子猫が手にじゃれついててそのうち興奮してきたらしく、カプッと小指を噛みついて、歯が細いので布の手袋を貫通、指に穴が開き、みるみる手袋が赤く染まりました。
みんな本来人なつっこくてよい子なのでしょうけど、震災に遭い、暫くひとりぼっちだったせいかストレスを抱えて衝動的になる子が中にはいます。

昨日新たに浪江町から来た子達は暫くは様子を見ながらのお世話になります。
来たばかりの子は人を信じられなくなったのか、目は怯えて気が立っています。
時間が経てば経つほど保護された時の目が鋭くなっているような気がします。
スタッフに聞くと4ヶ月経って、現地のペット達は野生化してきているんだとか。
飼い主さんが一時帰宅で家に戻って保護しようにも捕まらなくなっているそうです。

そして特に雌猫さんはお腹が大きくなっている子が殆ど。しかもその中にはまだ1才ほどの子猫もいます。
被災地では去勢していない子と外飼いが多いそうです。

そしてシェルターに来て無事産まれても育児放棄する子が多いのです。
子供が子供を産むのですもの自分の事で精一杯なのでしょう。
そうして残念ながら亡くなってしまう子も・・・

この日、福島第一原発から20キロ圏内に住んでいるご夫婦が猫さんの面会に来て話してくださったのは、まだ避難所から家に帰れず、先が見えないと言うこと。
20キロ圏内はメディアも入れない為に報道されない、現場の悲惨な現状が沢山あるけれど、現地以外の人達はそれらを何も知らないでいる。
本当は皆さんに知って貰いたいとおっしゃってました。

確かに今現場に入っているのは原発関係者と一時帰宅の住人と獣医師とお役人でしょうか。
私達は現地で何が起こっているかは日常ではメディア以外知ることが出来ません。関心を持って初めてネットで調べて情報を得るしか手段がないので、その為には手間と時間がとても掛かります。
それがとても歯がゆいです。

でしたらその時間をシェルターにいる子達の為に使いたいです。
その為に資金を集めたいです。
そうする事で知らなかった事が沢山見えて来るような気がします。

時間を無駄に使いたくない程、現場(現地)は切迫しています。

今12才未満の人間の子供よりペットの数が多いそうです。
それだけ世の中ペット社会化しているのですね。ペットはもはや家族と一緒。
でも震災後は避難所では皆さん気を使っててペットの話はタブーだそうです。
なんだか変な話です。

もし今首都圏で大地震に見舞われたら、この密集地でペット達が一斉に逃げ出し(放たれ)たりしたら・・・
もう全国各地のシェルターは福島のペットで何処も一杯です。

飼い主としてやるべき事はこれ以上ペットと離ればなれにさせない様、マナーとしつけを改めて考える事なのではないでしょうか?
そして各自治体がペット(家族)と一緒に非難できる場所を提供してくれることを切に願います。

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  • 2011/08/18 7:07 AM
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